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エミリー・エミリー For Emily, Whenever I May Find Her

 美しいガーファンクルの歌声が心に染みる歌です。
 アルバム版では、アートの声が多重録音されていて、美しくも力強い仕上げになっています。淡々と歌っているのがとても印象的。
 
 ポールのギターも綺麗で、あのアルペジオを十二弦ギターで、私も何度も真似してみましたが、うまくいかなかったことを覚えています。
 
 愛する恋人と逢うまでのときめき、そして出会った時の感激、一緒に歩く喜び、それらを夢の中の出来事として歌う。本当に美しく。
 
   And when you run to me
   Your cheeks flushed with the night
   (君が僕に駆け寄ってきた時、君の頬は夜と共に輝いた)
 
 詩もメロディも、この歌のクライマックスです。
 誰にもこんな時代があったはずですね。その時代をかみしめましょう。
 
 ベスト版「サイモンとガーファンクル/グレイテスト・ヒット」では、この歌のライブバージョンを聞くことができます。アルバム「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」では淡々と歌っているように聞こえましたが、ライブ版では、しっとりとしたアートの歌声。ポールのギターもより情熱的なのは、やはりライブのせいでしょうか。

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